図書館総合展

第18回図書館総合展(2016年開催)出展レポート

 2016年11月8日~10日に開催された第18回図書館総合展において、フォーラム及びDNP大日本印刷グループブースへのたくさんの方のご来場誠にありがとうございました。丸善雄松堂図書館サービス事業部は主催フォーラムを2コマ実施し、ブースでは海外図書館研修や図書館における教育学習支援の事例のご紹介などを行いました。

■主催フォーラム1
「〈参加型講座〉事例から探るアクティブラーニングの課題と展望~”お悩み”の解決策を通して考える大学図書館における教育・学修支援の進め方~」

コーディネーター:野末俊比古様(青山学院大学教育人間科学部准教授)
事例発表:相澤修一郎様(淑徳大学附属図書館千葉図書館事務室長)

 青山学院大学の野末先生のコーディネートによる、大学図書館がアクティブラーニングを支援・実施していくうえでのそれぞれの「お悩み」について参加者同士で考える、ワーク形式のフォーラムを実施しました。淑徳大学の相澤様には図書館で取り組んだ「図書館オリエンテーリング」などのアクティブラーニングの事例を発表して頂きました。工夫を凝らしたアイデアの数々に、参加者一同唸る一幕もありました。ワークでは野末先生のテンポのよい進行により、はじめは雰囲気が固かった会場も、徐々に熱量が高まりグループごとに活発な議論も行われました。

■主催フォーラム2
「変革のとき、世界の図書館から学べるものとは?~文献では伝わらない、私が海外の現場を訪れて初めて分かったこと~」

基調講演:梅澤貴典様(中央大学)
研修報告:櫻井真理子様(明治大学和泉図書館)
     横山 美穂様(大田区立浜竹図書館)

 世界各地の図書館を訪問されている中央大学の梅澤様から海外図書館を訪問されたご経験から海外図書館の事例や海外視察の意義について貴重講演を行って頂きました。アメリカをはじめ、エジプトの図書館や北欧の図書館など圧巻の写真の数々や実際に訪問した人ならではのお話がとても印象的でした。 また丸善雄松堂/図書館総合展の共同企画「ALA・米国図書館研修」に参加されたお二人から研修内容や参加してみての思いを語って頂きました。行ってみて本当によかったという熱い思いの二人のご報告に、是非海外の図書館を訪れてみたいという空気に包まれた会場となりました。

 

 

 丸善雄松堂では、ALA・米国図書館研修をはじめとした海外研修を実施しております。2017年の実施予定につきましては、下記のページよりご覧ください。

丸善雄松堂の海外図書館研修 2017年のご案内(米国、英国、韓国、台湾)
(お申込み受付は終了いたしました)

図書館総合展2016フォーラム

主催フォーラム1「〈参加型講座〉事例から探るアクティブラーニングの課題と展望」でのワーク

図書館総合展2016フォーラム

主催フォーラム2「変革のとき、世界の図書館から学べるものとは?」の様子