図書館コラム

2017年ALA研修レポート_SIBL: Science, Industry and Business Library

ニューヨーク公共図書館の研究図書館部門の4番目の図書館として、1996年に約100億円をかけて建設されました。広告・マーケティング・金融・労使関係・不動産関係を専門とし、企業経営者が多く利用します。毎週さまざまな専門分野で活躍する実務家を講師に招いてアフター・ワーク・ワークショップを開催しています。その結果、ビジネス上のネットワークを求める人々の交流の場としても活用されています。

ALA・米国図書館研修2018のご案内はこちら


■事業展開に関する相談会の開催

退職した企業幹部のボランティア組織SCORE(Service Corps of Retired Executives)から派遣される事業経営者が、起業や事業展開に関する相談に応じており、図書館のサービスの中でも利用率、評判ともに高いものの一つです。現在も約50名のボランティアを抱えているそうですが、地元の商工会議所へのアウトリーチなど、この規模になるまでに15年の歳月がかかったとのことでした。







作成日:2018年4月9日
この内容は、2017年6月に訪問した際に、ヒアリングした内容をもとに作成しています。

image_preview (2)
SIBL外観


image_preview (4)
SIBL内観